解体工事に必要な費用について項目ごとにご説明させて頂きます。
ここではご覧になられたいと思われる家屋の全壊工事についてです。
家屋の解体
1・建物本体の解体、運搬、処分の費用
見積書には「木造2階建家屋解体工事費」などと記載されている工事で、建物本体の解体手間、廃材の運搬及び処分費を合算したものであり、坪/〇万や㎡/〇万という形で記載されています。
建物の構造や仕様されている建材、隣家や前面道路など周辺環境により解体手間や廃材処分費が変動し坪単価が変わります。当社では可能な限り低予算で施工を念頭に見積もりを行う為に必ず現地の下見を行った上で金額の提示をしていますので、電話メール等で「坪いくらでしょうか?」というお問合せでは基本的にお答え出来ません。
一つ一つの物件によって違いがあり、決して同じ物件はありません。丁寧に下見を行って可能な限り低予算でお見積もりをさせて頂く為の事ですのでご理解いただけますと幸いです。また、見積もりについては無料ですのでお気軽にお問合せ頂ければ迅速に対応致します。
2・仮設養生足場工事費
解体工事の際、建物周囲に飛散防止や屋根材撤去用の足場として設置します。基本的に解体作業時の飛散の防止を目的としていますので、物件の環境(隣家との距離等)によって施工の範囲が変わります。また、市街地の物件の場合防音目的で専用シートで囲う事が必要になることがあります。
当社の見積書では費用を少しでも抑える観点から、必要最低限の範囲で見積りさせて頂いています。施工の範囲は施主様の考えもありますので3方囲って欲しいなどご要望お伝えください。
3・付帯工事費
建物本体以外に解体が必要な工事です。住宅の前面や周囲にコンクリートブロックの塀が有ったり、庭が有り樹木や庭石の撤去が必要な場合に該当する工事です。
4・重機回送費
解体工事に必要な重機の搬入出の為の運搬費用の事です。通常木造住宅の解体工事では1台の重機で作業を行いますから1台分の運搬費になります。規模の大きな工事になりますと複数台の重機使用する場合があり、台数が増えることで運搬費用も多くなります。
5・事前調査費
今年(令和3年4月~)から施行され義務化となりました。石綿含有建材の処理を適切に行い、周囲への飛散と近隣住民、作業員へのばく露の防止を目的としています。これまで規制の対象外だったレベル3の石綿含有建材が対象となったことで一般の木造住宅も調査の対象になりました。当社ではしっかりと事前調査を行い、調査結果を記録し必要に応じて分析を行う等きちんと法令順守をしています。これまで必要無かった費用負担が増える事になりますが、法令を遵守し安全な工事の施工を心掛けております。
6・諸経費
近隣への周知等工事に係る経費及び法定福利厚生費などが該当します。
以上が家屋の解体時に必要になる主な費用になります。各物件の状況により追加で必要な工事が増える場合も有りますが、御見積書の提示と共にご説明をさせて頂きます。
まとめ
当社では解体工事必要な項目を出来る限り細かく記載し、それぞれに必要な費用を明確にした上で可能な限り低予算の工事の施工を心掛けております。見積書に細かく記載することで工事後に追加工事等のトラブルを防ぐと共に施主様には丁寧な説明と安心して発注して頂ける対応を徹底しております。
施主様にとって解体工事は安価ではありません、しっかりと法令を遵守して工事の質を落とさないように工夫し、その上で可能な限り低予算の工事の施工を行う、施主様の安心と負担減を大事に業務を行っています。お気軽にお問合せの上、見積もりのご依頼を頂ければ幸いです。